サーフワックスを選んでいると、「ベースコート」と「トップコート」という言葉が出てきます。
初めてワックスを買うときは、
「ベースって本当に必要なの?」 「トップワックスだけではダメなの?」 「どの順番で塗ればいいの?」
と迷いやすいところです。
ベースコートワックスは、サーフボードのデッキにワックスの下地を作るためのものです。
その上に、季節や水温に合ったトップワックスを重ねることで、足元のグリップを作りやすくなります。
特にハードボードでは、ベースコートを使うことでトップワックスが乗りやすくなり、足元の安心感につながります。
この記事では、ベースコートワックスの役割、トップワックスとの違い、付け方、省略できる場合、おすすめ商品を整理していきます。
ベースコートワックスの役割

デッキに下地を作る
ベースコートワックスの主な役割は、サーフボードのデッキにワックスの土台を作ることです。
サーフィン中は、テイクオフで胸や足を置いたり、立ち上がったあとに踏み込んだりします。
そのとき、デッキ上にしっかりしたグリップがないと、足元が滑りやすくなります。
トップワックスだけでも塗ることはできます。
ただ、下地が弱いと、ワックスが剥がれやすかったり、表面だけがすぐ崩れたりすることがあります。
最初にベースコートで土台を作っておくと、その上に塗るトップワックスが乗りやすくなります。
足元の安心感を作るための、地味だけれど大事な準備です。
トップワックスとの違い
トップワックスは、水温や気温に合わせて選ぶワックスです。
夏用、冬用、春秋用など、温度帯によって硬さや粘りが変わります。
一方、ベースコートワックスは、季節ごとに頻繁に変えるというより、最初の下地作りに使うものです。
役割としては、次のように考えると分かりやすいです。
- ベースコート:デッキに土台を作る
- トップワックス:その日の水温に合わせてグリップを作る
つまり、ベースとトップはどちらか一方だけで考えるより、組み合わせて使うものです。
家でたとえるなら、ベースコートは下地、トップワックスは仕上げに近いイメージです。
ベースコートの付け方

まず古いワックスを落とす
ベースコートを塗る前に、古いワックスが残っている場合は一度落としておきます。
古いワックスの上から重ね続けると、表面がでこぼこになり、足の感覚が分かりにくくなることがあります。
特に、
- 黒ずんでいる
- 砂が混ざっている
- 厚くなりすぎている
- 表面だけ滑る
- 季節をまたいで重ねている
という場合は、一度きれいにしてから塗り直したほうが気持ちよく使えます。
ワックスコームやスクレーパーを使い、デッキを整えてからベースコートを塗り始めましょう。
薄く、均一に下地を作る
ベースコートは、厚く塗ればよいというものではありません。
最初は薄く、均一に、デッキ上に小さな凹凸を作るイメージで塗っていきます。
塗り方にはいくつかあります。
- 斜めに線を入れる
- 円を描くように塗る
- 縦横にクロスさせる
- 足を置く位置を中心に塗る
どの塗り方でも、大事なのは足を置く範囲にムラなく下地を作ることです。
テイクオフ時に胸が乗る位置、立ったあとに足を置く位置を意識すると、無駄なく塗りやすくなります。
トップワックスを重ねる
ベースができたら、その日の水温や気温に合ったトップワックスを重ねます。
トップワックスは、足で踏んだときのグリップ感に直結します。
入水前に軽く足を乗せて、
- 滑りすぎないか
- 引っかかりすぎないか
- 足元が重く感じないか
を確認すると安心です。
足りないと感じたら少し足し、付きすぎて重く感じるなら、次回の塗り方を調整します。
ワックスは一度で完璧に決めるものではなく、海に入りながら自分の好みに合わせていくものです。
ベースコートを省略できる場合

ソフトボードは説明を確認する
ソフトトップのボードでは、製品によってワックス不要、またはベース不要とされている場合があります。
ソフトボードは表面素材がハードボードと違うため、同じようにベースを塗ればよいとは限りません。
購入時の説明やメーカーの公式情報を確認し、ワックスの使用可否を見てから判断してください。
ソフトボードの場合は、まずトップワックスだけで十分なこともあります。
逆に、滑りやすいと感じる場合は、ソフトボード対応のワックスを選ぶほうが安心です。
練習頻度が低い場合
月に数回だけ入る程度なら、トップワックスだけで足りると感じる人もいます。
特に最初のうちは、
「ベースコートまで揃えないと始められない」
と考えなくても大丈夫です。
ただし、
- 毎回すぐ剥がれる
- 足元が滑る
- 塗っても安定しない
- ワックスの山が作りにくい
と感じるなら、ベースコートを試す価値があります。
最初から完璧に揃えるというより、実際に困ったところから足していく考え方でも問題ありません。
おすすめのベースコートワックス

定番で選ぶならSEXWAX QUICK HUMPS 1X
ベースコートとして定番感のあるものを選ぶなら、SEXWAX QUICK HUMPS 1Xが候補になります。
SEXWAXはサーフワックスの定番ブランドなので、初めてベースコートを使う人にも選びやすいです。
トップワックスと同じブランドで揃えたい人にも向いています。
まとめ買いならSTICKY BUMPS BASE COAT 4個セット
ベースコートをまとめて用意したい人には、STICKY BUMPSのBASE COAT 4個セットも候補になります。
何本かボードを持っている人や、家族・友人と使う人にはまとめ買いが便利です。
まず一個だけ試すならSticky Bumps Base Coat Single Bar
まず一個だけ試したい人には、Sticky Bumps Base Coat Single Barも使いやすいです。
ベースコートを使ったことがなく、「トップだけとの違いを試してみたい」という人に向いています。
古いワックス除去にはワックスコームもあると便利
ベースコートを塗る前には、古いワックスを落とす必要があります。
そのため、ワックスコームやスクレーパーも一緒に持っておくと便利です。
ワックスの貼り直しを自分でやるなら、ベースコートとコームはセットで考えておくと作業しやすくなります。
買うときに確認したいポイント

ベースがセットに含まれているか
ワックスのセット商品には、ベースコートが含まれているものと、トップワックスだけのものがあります。
「3個セット」と書かれていても、すべて季節用トップワックスの場合があります。
購入前に、内容物の一覧を確認してください。
特に見たいのは、
- ベースコートが入っているか
- トップワックスの温度帯は何か
- ワックスコームは付属するか
- リムーバーは別売りか
です。
セット商品は便利ですが、「何が入っているか」を見ないまま買うと、あとから買い足しが必要になることがあります。
同じメーカーで揃えるか
ベースとトップは、必ず同じメーカーでなければいけないわけではありません。
ただ、初めて使う場合は、同じメーカーで揃えたほうが相性を考えやすくなります。
SEXWAXならSEXWAX、STICKY BUMPSならSTICKY BUMPSで揃えると、最初は迷いにくいです。
慣れてきたら、季節や好みに合わせて組み合わせを変えるのもよいと思います。
古くなったワックスは状態を見る
ベースコートは消費が遅いため、長く手元に残ることがあります。
ただし、ひび割れたり、乾燥して塗りにくくなったりしている場合は、買い替えを考えてもよいでしょう。
ワックスは小さな道具ですが、入水中の足元の安心感に関わります。
「まだ使えるか」だけでなく、「ちゃんと塗れるか」で見ると判断しやすくなります。
まとめ|ベースコートは足元の安心感を作る下地

ベースコートワックスは、サーフボードのデッキに下地を作るためのワックスです。
その上に、水温や気温に合ったトップワックスを重ねることで、足元のグリップを作りやすくなります。
特にハードボードでは、ベースを作っておくことでトップワックスが乗りやすくなり、剥がれにくさにもつながります。
一方で、ソフトボードの場合は製品によって扱いが違うため、メーカーの説明を確認することが大切です。
ベースコートを使うかどうかで迷ったら、
- 自分の板はワックス対応か
- トップだけで滑らないか
- ワックスがすぐ剥がれないか
- 塗り直しの頻度が多すぎないか
を確認してみてください。
ベースコートは目立つ道具ではありません。
でも、足元の安心感を支える大事な下地です。
滑りやすさや剥がれやすさが気になるなら、一度取り入れてみる価値はあります。

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